ファシリテーション重視の協働的リーダーシップ研修』のアクティビティの紹介 ー What I need from youと15%ソリューションズ

目的: 定例会議や進捗確認会議、プロジェクト会議において・・
 他のメンバーの発表に関心を持たせる(自分事にする)。他者の発表を傾聴し、考える習慣をつくる。
 自分の案件を分析してもっとオープンに課題を伝え、参加者の知恵を得る習慣をつくる。

このアクティビティの手順:

1. ファシリテーターとして会議参加者に対し、事前に「自分の推進中の仕事(顧客開拓、契約交渉・・)、プロジェクト、プログラムにおける問題点や課題、障壁的なもので他の参加者の助言を得たい項目」があればまとめておくよう依頼。特に参加者の方でそうした問題点が無ければ「現状順調だが、リスクなど気を付けるべき点があれば教えて欲しい」と他の参加者に伝えるよう依頼しておく。

2. 当日、ファシリテーターはいつも通りの会議の冒頭で、ルールとして、各発表者は発表の最後に“What I need from you”コーナーを設け1分程度上記1で事前に準備した「問題や課題、障壁等」を語り、それが思いつかない人は「リスクなど気を付けるべき点」を尋ね、他の参加者は全員が何らかの助言や気を付けるべき点などで反応をするよう求める。この際、完璧(100%)な助言である必要はなく、15%ソリューションズ、即ち「思い付き程度だけれども別の考え方、視点、人脈紹介、事例紹介」といった軽い内容で一人、30秒、当初の発表者とのQA含め2分以内に終了。

3. 15%ソリューションズを思いつかない参加者は、感想のみでも可(「xxの課題は確かに大変だと感じました」。「yyは自分の仕事にも関係する問題なので一緒に考えたい」・・など)

4. 全員が発表を、15%ソリューションズも終えたら全員でデブリーフィングを実施。(15%ソリューションズでの気づき等、今回の会議で何をゲットできたか、或は単なる感想でもOK、その上でFTやリーダーが自身の気づきやフィードバックをシェアしてクローズ)