ニュースレター国内版 2020年・春(240号)
1. 改善傾向に見える米国の雇用状況の実態
2. バイデン民主党大統領候補のランニングメイト予想トップ5
3. 東アジア情勢 -
4. 月刊「人事マネジメント」への拙稿のこと
1.改善傾向に見える米国の雇用状況の実態
米国の4月の失業率は14.7%であったのに対し、
た。
ところが、その発表の文書には脚注があり、「統計集計上、
た。
このエラーとは収集データの分類を間違っているという性質のもの
統計を担当する労働統計局と国勢調査局は現在このエラーの原因を
これに対し、
ず、データーの改ざんは不可能」
明らかなエラーの原因として「一時的に失業状態」
この「その他の理由で欠勤状態」に分類される人は本来は休暇中、
ところが今回のパンデミックで自宅に留まって、
労働統計局からの質問では「今現在、
的解雇」と分類して失業者の母数に入れることを想定していたが、
勤」の方を選んだという。
労働統計局のポリシーとして回答者の回答内容を訂正(補正)
「いずれ職場に復帰できること」
どちらの数値を取るにしても、新たに250万人が職場に復帰し、
但し、
る分、
一方で、「一時的解雇」状態の人が21百万人、
2. バイデン民主党大統領候補のランニングメイト予想トップ5
今年11月3日に米国大統領選を控え民主党大統領候補にほぼ決定
表することになる。
ワシントンポストが現時点での有力候補者を11人掲げていたが、
尚、
第一位 カマラ・ハリス上院議員(カリフォルニア州選出)
彼女自身民主党大統領候補となってディベートに参加し、
そしてここにきて白人警官による黒人容疑者殺害(
但し、かつて検察官として従事したときの問題も残る。
第二位 エリザベス・ワレン上院議員(マサチューセッツ州選出)
予備選では医療保険政策でバイデンと真っ向から対立していたもの
そのため、
彼女が副大統領候補となればサンダースが引き連れた左派を繋ぎと
第三位 グレッチェン・ウィットマー ミシガン州知事
ウィットマー知事はコロナウィルス対応で悉くトランプ大統領に反
ただ、州の活動を制限し過ぎたとの批判もあり、
第四位 タミー・ボールドウィン上院議員(ウィスコンシン州選出)
大統領選本選で主要な激戦州の1つであるウィスコンシン州を押さ
第五位 エイミー・クローバチャー上院議員(ミネソタ州選出)
カマラ・ハリスやエリザベス・ワレン同様、
一方、
僚と共に発砲、
誰が副大統領候補となってもバイデン候補がxxに敷かれ、
3. 東アジア情勢 -
(1) 中国
* 香港版国家安全法制定化の動きを非難する蔡英文総統
蔡英文総統は、自身のフェイスブックの中で、
とのコメントを示し、支持政党や官民の違いを問わず、台湾は、「
一方、中国の李首相は、世界に向けて、香港のみならず、「
* 国家安全法制への支持表明をしたジャッキー・チェン
中国習近平政権が、全国人民代表大会に於いて、
キー・チェン氏ら2千人を超える香港の芸能関係者が、連名で、
新たな法制が施行されると、
としており、特に、
は警察権力を投入して対処しているではないか!」
と言った声が広がり、ジャッキー・
但し、一方で、ジャッキー・
ことも香港ではよく知られており、
* 天安門事件の日に米海軍ミサイル駆逐艦が台湾海峡航行
中国共産党が民主化運動を武力弾圧した1989年の天安門事件か
米国第7艦隊が明らかにしている。
台湾政府・国防部や米国第7艦隊が公表している情報によれば、
以降では初めてとなる。
(2)韓国/北朝鮮
* 今年のGDP成長率予想は0.1%
韓国政府は文在寅大統領主宰で開いた「非常経済会議」で、
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた経済活動の萎縮と厳しい対
た2.4%から2.3ポイント下方修正した。
* 逆風下に果敢な先行投資を行う三星電子
韓国トップ企業である三星電子は、京畿道平沢市の「
三星電子は、5月21日には同じ場所に9兆ウォンを投資し、
兆ウォン規模の最先端半導体工場の新設計画を明らかにしたのは異
これに対して、韓国の半導体専門家は、「
に広げようという伝統的な三星式半導体戦略である」
と評価している。
* カタール向けLNGタンカー船100隻超受注
韓国国内の造船3社は、
造船業界の中では、
回の契約は23兆ウォン超、700億リヤル超となり、
世界最大のLNG輸出国であるカタールとの契約締結は韓国にとっ
[主要経済指標]
1. 対米ドル為替相場
韓国:1米ドル/1,205.62(前週対比+30.90)
台湾:1米ドル/29.72ニュー台湾ドル(前週対比+0.
日本:1米ドル/109.62円(前週対比-2.41)
中国本土:1米ドル/7.0848人民元(前週対比+0.
2. 株式動向
韓国(ソウル総合指数):2,181.87(前週対比+152.
台湾(台北加権指数):11,479.40(前週対比+537.
日本(日経平均指数):22,863.73(前週対比+985.
中国本土(上海B):2,930.799(前週対比78.
4. 月刊「人事マネジメント」への拙稿のこと
3月から掲載しております掲題月刊誌の6月号の拙稿をご参考まで
ご笑覧いただければ幸いです。