納豆がインドネシアで流行する

by Kie, August 2022

ご存じだと思いますが、納豆(なっとう)は、煮る・蒸すなどして柔らかくした大豆を納豆菌によって発酵させた発酵食品です。信じられないかもしれませんが、この日本食は #NattoChallenge というハッシュタグで Tiktok Indonesia で話題になっています。当初、このチャレンジは米国で行われましたが、現在、納豆チャレンジはインドネシアで流行り、何千人もの TikTok ユーザーがこのチャレンジビデオを投稿しています。

 

日本の納豆の食べ方とは少し違い、このインドネシアでのチャレンジでは納豆に醤油とマヨネーズをかけて食べます。その後1分間かき混ぜ、納豆を食べます。納豆は特別な味と臭いを持つため、インドネシアでも納豆を食べられない人は多いです。#NattoChallenge では、納豆が食べられない場合は失格となりますが、これまでインドネシアのチャレンジャーの90%以上が失敗しています。インドネシア人の私は日本に7年間住んでいますが、いまだに納豆が食べられないので、これにチャレンジしても失敗すると思います。

 

 

納豆チャレンジは、インドネシアの有名人まで参加して、インドネシアでますます話題になっています。インドネシア市場の Google トレンドでは、納豆の Google 検索数が 1 日あたり 200 回に達しているようです。この納豆チャレンジのおかげで、これまで誰も知らなかった納豆の名前がインドネシアで非常に有名になり、日本の納豆は老若男女問わず知られるようになりました。

 

これは、インドネシアの納豆事業家にとって良い宣伝で、納豆の健康的について書かれた記事も多くなりました。以前は、インドネシアの納豆市場はインドネシアに住む日本人だけのものでしたが、多くのインドネシア人が輸入スーパーで納豆を購入するようになりました。

 

 

インドネシアは世界で 4 番目に人口の多い国であり、若者が多いことから人口ピラミッドも三角形型を誇っています。そのため、インドネシアのソーシャル メディア ユーザー数は非常に多いです。今回の納豆のチャレンジが示しているように、インドネシアではソーシャルメディアが老若男女に一気にブームを広げます。弊社ではインドネシアの市場リサーチからデジタルマーケティングや越境EC等もサポートできます。ご興味のある方はいつでもこちらの方に連絡してくださいませ。納豆チャレンジのようなトレンドを一緒に作りましょう!