ニュースレター国内版 2020年・冬(254号)

日賑グローバル・ニュースレター国内版(第254号)

 

1. ワクチンを先に受けるべきエッセンシャルワーカーはだれか?

2. Guardiansと呼ばれる米宇宙軍メンバー

3. 東アジア情勢 -愛知淑徳大学ビジネス学部真田幸光教授の最新レポートを弊社にてダイジェスト版化 

4.【東京都主催】中小企業向け外国人材採用セミナーに登壇します

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1.ワクチンを先に受けるべきエッセンシャルワーカーはだれか?

 

アメリカでは今月から本格的にワクチンの接種が始まった。 

先週の時点で31万人を超えるコロナ感染死亡者を出している米国では社会不安を抑えるべく政府が既に多くのワクチンを確保して保管している。ただ、まだ国民全員分を分配できる態勢ではないため、今あるワクチンをどう分配していくか、その優先順位の決め方が注目されているまず連邦政府では医療関係者、警察官、消防士、公共輸送機関のワーカー、教員を最優先にワクチン接種を進めるその次の優先度は、米国疾病予防管理センター(CDC)の推奨では①食料品・日用品店のワーカー、②教師、③デイケアセンターのワーカー、④75歳以上のシニア、⑤その他テレワークのできない現場ワーカーとなっている。 

 

上述の連邦政府による第一優先順位の人々の次の優先順位の決定権は各州政府が有するスーパーや食料品店の全国チェーンはワクチンの輸送、分配の仕事の契約を連邦政府と交わすと共に、自らの従業員のワクチン接種の優先度を高めようとロビーングしている全米レストラン協会も顧客と接する店員、配送員へのワクチン接種の優先度を高めることを求めている

 

ウーバーやリフトといった多くの民間ドライバーを使った民タクサービス企業は各州政府に対し、ワクチンを輸送、分配するためのロジスティクスの支援など州政府が必要とする支援を提供する形で自社のドライバーへのワクチン接種の優先度を高めようと働きかけている。 

 

アマゾンはロビーング活動を通じ、国土安全保障省が編集するエッセンシャルワーカーのマスターリストに同社の配送員が位置づけられるように働きかけることでワクチン接種の優先度を高めようとしているイリノイ州では倉庫と製造工場に努めるパートの黒人やヒスパニックの従業員に感染者が多いことから地元の人権団体はそういったパートワーカーをエッセンシャルワーカーと位置付けるべきと地元自治体に働きかけている。 

 

テキサス州では歯科医から眼科医、裁判官、発電所のワーカー、刑務官、コンビニなど様々な職業団体からワクチン接種の優先度を高めるためのロビーングを受けているという。アメリカ銀行協会は銀行の窓口職員とその管理者のように日々顧客と接する職員を優先するように連邦政府に働きかけている。 

 

ニューヨーク証券取引所のトレーダーの人々も優先権を希望している。優先権獲得とは別に、フォードは超低温フリーザーを多数調達し、工場ワーカー向けのワクチンを貯蔵し配布する体制を独自にとっている同様に全米最多の雇用者数を誇るウォルマートも同社の5000もの薬局にフリーザーやドライアイスを供給し、ワクチンが到着次第、従業員に接種できるよう態勢を整えている。 

 

明らかにエッセンシャルワーカーではないが、フロリダ州の経済にとってエッセンシャルな業種として観光業がある。ディズニーワールドは今年30億ドルの損失を出したが、夏から営業を限定的に再開している。同パークの従業員はもとより周辺のホテル、レストランの従業員も早期にワクチンを接種し、安心して営業を行えるように州政府に働きかけている。 

 

お上の沙汰に従う傾向の強い我が国と異なり、自己主張、政治への働きかけ(ロビーング)が日常である米国でのワクチン接種の優先度を定める判断も、高度に政治的なものになるのであろう。

 

2.Guardiansと呼ばれる米宇宙軍メンバー

 

米軍は昨年宇宙軍を新設している。   

 

1947年に空軍が米軍3番目の軍として創設されてから70年を経て、初めての新設である。 

映画スタートレックで使われたシンボルのSempra Supra (Always Above)が宇宙軍のロゴに採用されている。

 

そして先週、この宇宙軍の創設から一周年を記念してペンス大統領がスピーチを行い、同軍のメンバーをGuardians(守護神)と読んだことが話題となっている。特に映画Guardians of the Galaxyをもじったわけでもなさそうで、真剣に同軍のメンバーをそのように呼ぶことにしたようである。即ち、米陸軍がsoldiers (兵士)、米海軍がsailors (水兵)、海兵隊がmarines (海兵隊員)と呼ばれるのと同じ感覚で米宇宙軍のメンバーが guardianと呼ばれるわけである。

 

米空軍に宇宙司令部があった1983年に、司令部のモットーとしてGuardians of the High Frontierと名付けたことに所以があるようである。その宇宙は今や既に戦場と化している。ペンタゴンや米国の諜報機関はミサイル警戒や精密誘導兵器、通信、GPS及びスパイ活動で宇宙空間を日夜利用している。米国に敵対する国々は米国の衛星ネットワークを標的にしている。米国防省によれば、先週ロシアは、米国が現在宇宙空間に配備している衛星をせん滅できる能力を実証するミサイルの試験を行ったという。 

 

今や米国のGPS無しではスマホ生活からカーナビまで成り立たない日常を守護神のように守ってくれるGuardiansに期待するところ大ということであろう。因みに日本では今年5月に航空自衛隊の中に「宇宙作戦隊」が新編され、スペースデブリの監視などを行っているというが、彼らを航空自衛官や宇宙作戦隊員と呼ぶことはあっても守護神と呼ぶことは想像しにくいですね。

 

3. 東アジア情勢 -愛知淑徳大学ビジネス学部真田幸光教授の最新レポートを弊社にてダイジェスト版化

 

(1)  中国

l  米国の在台湾窓口機関を大使館に格上げすることを求める動き

米国の共和党・スコット・ペリー下院議員は、米国議会に対して、米国と台湾が相互に置く窓口機関を「大使館」に格上げする法律の制定を検討するよう提言している。

これは、下院外交委員会アジア太平洋小委員会の公聴会で述べられたものである。 

 

l  デジタル人民元を着実に進める中国

中国は、具体的に、「デジタル人民元」の発行準備を進めている。

東部の江蘇省蘇州市で12月11日から市民ら10万人参加の試験運用を開始しており、10月の広東省・深せん市に続く大規模実証実験をスタートしている。

中央銀行である中国人民銀行は、2022年に開かれる北京冬季五輪に合わせてデジタル人民元発行を目指しているとも見られている。

 

(2) 韓国/北朝鮮

l  支持率が低迷する文大統領

文在寅大統領の国政遂行支持率が前週の39%よりも1%ポイント下落し、38%となり、就任後、最低値を記録した。

 

但し、高位公職者犯罪捜査処法の改正などの「検察改革」の推進に力を入れていることから、主要支持層である30代と40代は堅調な支持姿勢を示している。

韓国の世論調査会社であるリアルメーターが12月14日に発表した文在寅大統領の支持率は前週よりも更に0.7ポイント下落した36.7%となり、2週連続で30%台に留まり、就任後最低を再び更新したとコメントしている。

 

不支持率は0.8ポイント上がった58.2%となっている。

 

l  韓国のブランド価値トップにつけたギャラクシー

ブランド価値の評価会社であるブランドストックが12月13日に発表した、

「2020年大韓民国100大ブランド」によると、ギャラクシーのブランド価値評価指数は935.9点で首位に立っている。

 

今年は新型コロナウイルス流行の長期化で非対面サービスを提供する企業とそうでない企業で明暗が分かれたと報告されており、ポータルサイト、インターネット通販サイトは順位が急上昇したが航空、旅行、流通分野のブランドは低迷したとの総括もなされている。

 

l  2021年のG7と韓国

英国政府は、来年議長国を務める予定の先進7か国(G7)首脳会議に関して、「韓国とインド、豪州の3か国をゲストとして招待する」と発表している。

英国としては、本年1月に欧州連合(EU)を離脱した後、インド太平洋地域への関与を英国として強める方針を打ち出しており、G7にこれら3か国を招き、英国の新たな外交姿勢をアピールする狙いがあるとの見方も出ている。

 

[主要経済指標]

1.    為替市場動向

韓国:1米ドル/1,098.55(前週対比-6.22)

台湾:1米ドル/28.13ニュー台湾ドル(前週対比+0.03)

日本:1米ドル/103.22円(前週対比+0.90)

中国本土:1米ドル/6.5345人民元(前週対比+0.0110)

 

2.    株式動向

韓国(ソウル総合指数):2,772.18(前週対比+2.12)

台湾(台北加権指数):14,249.96(前週対比-11.73)

日本(日経平均指数):26,763.39(前週対比+110.87)

中国本土(上海B):3,394.896(前週対比+47.705)

 

4.【東京都主催】中小企業向け外国人材採用セミナーに登壇します

 

東京都が主催し、パソナが運営する下記の外国人材関連セミナーに小生が登壇します。 

120日(水)の午後1時半から四谷の東京外国人材採用ナビセンターで行われます。

ご興味のある方は是非ご参加お願いします。

 

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                 【東京都主催】中小企業向け外国人材採用セミナー(無料)

         120日(水)開催!「採用ノウハウと社内受入準備のコツ」のご案内

               https://tir-navicenter.metro.tokyo.lg.jp/seminar/210120/

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平素よりお世話になっております。株式会社パソナでございます。 

 

来る120日(水)に、 

弊社が東京都より受託運営しております「外国人材受入総合サポート事業」において、 

「中小企業向け外国人材採用セミナー ~採用ノウハウと社内受入準備のコツ~」を開催致します。 

本セミナーでは、外国人材採用市場の最新動向や、外国人材採用において欠かせない在留資格の基礎知識やマネジメント方法、受入事例について学んでいただけます。 

 

―――――――――[本セミナーのポイント]――――――――― 

□ 外国人材採用市場の最新動向 

□ 在留資格の基礎知識、外国人材の採用チャネル、採用情報の打ち出し方 

□ 仕事観・労働慣習の違いを踏まえた、異文化コミュニケーションのコツ 

□ 外国人材採用企業による、外国人材採用のリアルな事例紹介 

□ 外国人材の活躍・定着に向けた受入体制整備のポイント 

※来場参加者は、セミナー後に専門家による個別相談会も実施します(自由参加) 

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人事・採用担当者様、外国人材の受入部門担当者様のご参加を心よりお待ちしております。 

【*他の関係部署ご担当者様にも、是非ご共有いただけますと幸いです】 

 

~~~~~~~~~~~~ ≪セミナー概要≫ ~~~~~~~~~~~~~~ 

<日 時>   2021120日(水)13301610 

<場 所>   【①来場参加】・【②オンライン参加】のお好きな方をお選び頂けます。 

                       【①来場参加】東京外国人材採用ナビセンターにて受講 

                        アクセス:新宿区四谷1-2 伊藤ビル2階(四ツ谷駅 徒歩1分) 

                         https://tir-navicenter.metro.tokyo.lg.jp/center/#accessmap

                       【②オンライン参加】Zoomウェビナーにて受講(定員100名) 

<参加費>   無料 

<対 象>   外国人材の採用・活用にご関心がある都内中小企業ご担当者様 

<詳細・申込> セミナーの詳細やお申込みについては、以下WEBサイトをご参照ください。 

           https://tir-navicenter.metro.tokyo.lg.jp/seminar/210120/

<チラシ>   https://abfll.biz/brd/globaldotank-1/001-4hQygF.download

<その他>   新型コロナウイルス感染症対策のため、東京外国人材採用ナビセンターにて 

                       ご参加の方は、マスクのご着用をお願いいたします 

        ※入室時に体温が37.5度以上ある場合は、参加をお断りさせていただきます 

<後援>    独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)、東京外国人雇用サービスセンター 

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すでに外国人材を採用している企業様だけでなく、これから外国人材採用をお考えの企業様にも 

お役に立つ内容となっておりますので、是非お気軽にお申し込みくださいませ。 

皆様のご参加をお待ちしております。 

 

▽お問合わせ 

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東京外国人材採用ナビセンター 

160-0004 

東京都新宿区四谷12 伊藤ビル12階 

電話:050-5576-7317 

HP:https://tir-navicenter.metro.tokyo.lg.jp/

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令和2年度「外国人材受入総合サポート事業」 

受託運営会社:株式会社パソナ 

(本事業は東京都より株式会社パソナに運営を委託しております。) 

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