ドイツに学べること その2 富裕層向けビジネス

 

ドイツのベルリンを訪れ、日本大使館や地元のシンクタンクなどと情報交換をさせて頂いた後に日本の大手新聞社の特派員の方とお話をする機会がありました。 新生ドイツの首都となったベルリンは歴史を感じさせる建造物や彫像などが目立ちますが、この特派員の方がいわく、ベルリンの山奥の方には古くから続く時計メーカーやワイナリーがあり、時計と言えばスイス、ワインと言えばフランスのイメージがあるが、欧州の超富裕層はこのベルリンに代々続く職人技の時計やワイナリーのワインを我々日本人の想像をはるかに超える値段で購入しているとのことです。

日本でも和菓子の虎屋のように数百年にわたって代々続く職人技の会社は様々な分野であるものの、超富裕層向けの市場がどれほどあるのかというと不明ですね。

もちろん宮内庁御用達という皇族向けブランドというものはありますが、民間人としての富裕層が育むブランドというものがどこまで育っているのかということをドイツでの話を伺った感じた次第です。 兎角高額なものを見せびらかす“成金趣味”と見られることを恐れ、国内ではほどほどの豊かさにとどめ、海外で豊かさを満喫するという日本人も多いのではと思います。

ドイツのような富裕層のパトロン的スポンサーがいないと日本のものづくり文化を支える高度な職人技などが廃れるのではと危惧します。 

 

日本の優れた、「そこまでやるか」「そこまで神経を使うか」という芸術的職人芸やサービスをもっと海外に情報発信し、知ってもらうことで少なくとも欧州など世界の超一流の目を持つ富裕層にスポンサーになってもらえればと思うのですが如何でしょうか?